「『日本のわざと美』展-重要無形文化財とそれを支える人々-」は、文化庁との共催により、我が国の伝統工芸における最高の「わざ」と「美」を、工芸技術の重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝)および保持団体の代表的な作品約170点と、それらを支える選定保存技術21件の関係資料等により総合的に紹介するものです。
茨城県関係としましては、重要無形文化財保持者に平成5年に認定された松井康成(陶芸「練上手」)と、平成14年に認定された大西勲(漆芸「きゅう漆」)、昭和51年に認定された本場結城紬技術保持会(染織「結城紬」)の作品が出品されます。
重要無形文化財に指定された陶芸、染織、漆芸等の伝統的な工芸技術とともに、それらの工芸技術の表現に欠くことのできない用具や材料の製作・生産等の技術のうち、特に選定された文化財の保存技術を広く公開する本展覧会を通じ、文化財とその保護に対する関心や理解が深まることを願っております。
※染織と金工の一部は前後期展示替えをし、前期(12月4日(日)まで)のみに展示される保持者・保持団体と後期(12月6日(火)から)のみに展示されるものとがあります。