神奈川県には、山海の豊かな自然の恩恵を受け、発展してきた歴史を背景に、多くの古社が存在します。それぞれの神社において、多くの神像や縁起・神宝が、今日に至るまで大切に守られてきました。いわば神社は、文化遺産の宝庫です。しかし、これまでその公開は、きわめて稀なことでした。
今回の特別展では、神奈川県下の古社および、その周辺に伝わる神道関係の遺宝を一堂に集めて公開します。この画期的な催しは、神奈川県神社庁設立60周年にあたり、神奈川県神社庁と共同開催することにより実現します。
会期を前期と後期にわけ、神像や縁起絵巻、神宝などの美術工芸品を中心に、国宝6点・重要文化財20点や初公開を含む約200点を紹介します。