ウィリアム・モリスは、19世紀、英国の最も傑出した芸術家、思想家の一人です。
薔薇、柘榴、ひな菊、チューリップなど植物をモチーフにして彼がデザインした壁紙やテキスタイルのパターンは、100年以上経った今でも多くの人に愛され続けています。また、ステンドグラス、タイル、家具、装丁などその他にも様々な分野にわたって制作をし、高い評価を得ています。
モリスは産業革命による機械技術の量産を否定し、アーツ&クラフト運動を起こしました。作品からは手仕事の温もりが伝わってきます。
本展では、モリスがバーン=ジョーンズらと設立したモリス・マーシャル・フォークナー商会(のちのモリス商会)での作品を中心にご紹介いたします。英国各地にある教会の主なステンドグラスをフィルムに再現したものなど代表作約80点を一堂に展示いたします。
英国の自然を心から愛したモリス。彼の繊細で美しい作品の数々をぜひご覧ください。