芦屋市立美術博物館は、1990年の開館以来「芦屋」をキーワードに歴史、美術に関する展覧会を開催してきました。
それらは、近世文化、阪神間モダニズム文化をはじめ、小出楢重、吉原治良、具体、中山岩太、ハナヤ勘兵衛など美術史上に名を残した画家から全く無名の画家の発掘まで、新たな歴史発見の連続でした。本展では、歴史資料、美術作品の側面から「芦屋」を顧みます。
また、本展は、現在の芦屋市立美術博物館の運営形態による事業の最後にあたります。16年間の活動から知り得た「未知の芦屋」をかたちにして展示し、4月以降の新たな運営形態での芦屋市立美術博物館へと繋ぎます。