タイトル等
正月特別展
新春
会場
鎌倉市鏑木清方記念美術館
会期
2006-01-04~2006-02-05
休催日
毎週月曜日、但し1月9日(月・祝)は開館し、1月10日(火)は休館
開催時間
午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
観覧料
一般300円(210円)、小・中学生150円(100円)
※( )は20人以上の団体料金
主催者
財団法人鎌倉市芸術文化振興財団
概要
新しい春を迎える慶びは、他の季節とはまた違った感慨があります。
枯れ枝の芽は、徐々に膨らんでゆき、花が綻ぶ様子には、何とも言えぬ風情があります。
寒さが緩み雪交じりの雨を背景とした「春の女客」や、戦時中穏やかならぬ心持ちで製作にあたっていた清方が、終戦の翌年開催された第一回日展に、湧きあがる思いに駆られて描いた名作「春雪」などをご覧いただきます。
「春雪」は、終戦を疎開先の御殿場で迎えた清方が、時々に変わる富士山の色彩に着想を得たもので、画材などにも苦心しながら取組んだ力作です。
今回は、円熟期の美人画を中心に、また「明治風俗十二ヶ月」をもとにして押絵師・永井周山氏が制作した押絵羽子板なども展示いたします。
また、人気挿絵画家として活躍していた清方が、当時の一流文芸誌に春を題材として手掛けた「元日の朝」『婦人世界』(明治45年)や、「虎の門 見立十二姿の内」『新小説』(明治43年)、「春を待つ」『文藝倶楽部』(明治37年)などの口絵(巻頭のカラーページ)をはじめ、正月特別附録としてつくられた双六など新春にふさわしい作品の数々や、前回の正月展特別展においてご好評をいただいた、清方が祝いごとのためにデザインを手掛けた風呂敷や、ふくさなども併せてお楽しみいただきます。
「銀世界」、「初の女客」、「初冬の雨」など福富太郎コレクションをはじめ、「春雪」、「白梅」、「大和路の或る家」、「紅梅」などの作品や『女學世界』(口絵)、「餅むしろ」『文藝倶楽部』(口絵)、「都大路」『文藝界』(口絵)、「新年附録時代美人風俗双六」『文藝倶楽部』、「春を待つ」『苦楽』(表紙下絵、雑誌)、「松ノ内」『苦樂』(表紙下絵・雑誌)など、新しい春を主題にした作品など48作品59点から、新春の風情をお楽しみ頂きます。
ホームページ
http://kamakura-arts.or.jp/kaburaki/
展覧会問合せ先
Tel.0467-23-6405
会場住所
〒248-0005
神奈川県鎌倉市雪ノ下1-5-25
交通案内
JR横須賀線・江ノ電「鎌倉駅」下車、小町通りを北に徒歩7分左折。
※駐車場・駐輪場はありませんので、公共交通機関をご利用下さい。
ホームページ
http://www.kamakura-arts.or.jp/kaburaki/
神奈川県鎌倉市雪ノ下1-5-25
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索