タイトル等
粉色閨房/Pink
張少俊×トーマス・ボーレ
会場
ギャラリー・エフ
会期
2006-01-01~2006-02-05
休催日
火曜日(1月3日を除く)お正月もオープン
開催時間
12:00-21:00 (1月1日は19:00まで/1月29日は15:00から)
観覧料
入場無料
主催者
ギャラリー・エフ
概要
「ところでエロスってなに?」ギャラリーエフでは長い間、考えるともなくぼやっと考えてきた。あらゆる創造行為の原点となる感情、衝動。二人の作家がそれを「エロス」というキーワードで呼び、ヒントを与えてくれた。新年にエロス。希望や命が生まれる新年だからこそエロス。新しい年の始まりに「エロス」をきちっと考えてみる。 「エロスは、創造のベッドへと私を誘う、数少ない友人」それが張少俊の口癖。中国人画家、張少俊は「乾ききらないもの」の中に「エロス」を見る。彼の作品の多くが墨で描かれるのも、墨が再生を果たせるからだ。「乾ききらないものは、何度も再生し、命を与え続ける。それは人間の生への執着を容易に想像させる。ボーレ作品の表面をしたたる釉薬は『乾ききらないもの』を私に意識させ、創造行為への尽きせぬ衝動を強く告白してくる」 「初めて土に触れたときの、エロティックな感覚。あの衝撃的感覚が私を陶芸の虜にした」オーストリア人陶芸家トーマス・ボーレは、張少俊の作品にもまた、官能に身を委ねる自由な精神を見る。「彼の作品は、魂の自由さと深い哲学を語りかけてくる。女性のやわらかさ、しなやかさから、ほとばしる男性的な力強さへと自在に行き来する筆のリズム。目隠しをしても操れるほどの、素材と自分の肉体との甘美な一体感はまた、私自身の創作への根源的なエネルギーに共通している」 お互いの作品に官能の美を認める二人の作家が、自身のエロティシズムを抽出し作品を創作、「交感」する。紙と筆の交合が文化を生みだすと語る張少俊と、土に隷属するプロセスは途切れることのない官能と語るトーマス・ボーレ。タイトルの「粉色」とはほお紅の桃色、「閨房」とは性の営みのための部屋を意味する。オーストリアの鬼才フォトグラファー、ゲルハルト・クロッカーもビジュアル・コラボレーションで参加し、トーマス・ボーレの内なるエロスをさらけ出す。会場は浅草に江戸時代から立つ土蔵を再生したアートスペース。時の重みをたたえた静謐な空間が、新たな文化の桃色を身ごもる。
ホームページ
http://www.gallery-ef.com
展覧会問合せ先
03-3841-0442
会場住所
〒111-0034
東京都台東区雷門2-19-18
交通案内
銀座線浅草駅2番出口より徒歩2分 浅草線浅草駅A5出口より右2軒となり 大江戸線蔵前駅A5出口より徒歩10分
東京都台東区雷門2-19-18
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