タイトル等
造形と映像の魔術師 シュヴァンクマイエル展
幻想の古都プラハから
会場
神奈川県立近代美術館 鎌倉
会期
2005-09-10~2005-11-06
休催日
9月12日/20日/26日、10月3日/11日/17日/24日/31日、11月4日
開催時間
午前9時30分~午後5時[入場は午後4時30分まで]
観覧料
一般1000(900)円 20歳未満・学生850(750)円 65歳以上500円
( )内は20名以上の団体料金です。
高校生以下の方、障害者の方は無料です。
主催者
神奈川県立近代美術館
概要
日本では今日、ロシアを含む旧東欧のアニメーションがブームとなっています。ヨーロッパの中央に
位置するチェコ共和国を代表する映像作家ヤン・シュヴァンクマイエル(1934-)も、その一翼を担い、また近年では短編フィルムのほかアニメーションの要素を採り入れた『アリス』(1987)や『ファウスト』(1994)などの長編映画でも国際的に高い評価を得ています。
しかし、シュヴァンクマイエルの創作は、映像に限られたものではありません。ルドルフⅡ世の幻想的な肖像画を描いた画家アルチンボルド(1527頃-93)が活躍した魔術的な古都プラハを背景に、第二次世界大戦前にはカレル・タイゲ(1900-51)を中心としたチェコ・アヴァンギャルド芸術の伝統を戦後に引き継いで、1950年代後半のスターリン主義の時代、1970、80年代の「正常化」の時代という政治的抑圧の下、1970年代の一時期には映像の制作から離れることを余儀なくされながらも、妻のエヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー(1940-)と共にシュルレアリストとしての活動を実践、維持してきたのです。
本展覧会では絵画やオブジェなどの造形作品約150点に、映像、シュルレアリスムの実験、写真などの資料を交えながら、シュヴァンクマイエル夫妻の「造形」と「映像」の世界を紹介します。『ファウスト』で使われた人形、『悦楽共犯者』(1996)の自慰機械、『オテサーネク』(2000)の木偶人形、現在製作中の新作映画『狂気』(仮題・2005秋公開予定)で使われているオブジェなどが展示されるほか、制作風景などの写真も公開されます。
また、併設の講堂では本展覧会に合わせて「シュヴァンクマイエル映画祭in HAYAMA」(9月23日から
10月30日までの土曜日、日曜日、祝日、計14日)を開催し、シュヴァンクマイエルの魔術的な世界をすべてお見せします。
ホームページ
http://www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/
展覧会問合せ先
電話:0467-22-5000
会場住所
〒248-0005
神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-53 鶴岡八幡宮境内
交通案内
■電車
JR横須賀線・江ノ島電鉄線「鎌倉駅」下車、徒歩約10分。

■車
横浜横須賀自動車道路「朝比奈インターチェンジ」から鎌倉霊園を経由して鶴岡八幡宮前へ約4km

鎌倉館、鎌倉別館には駐車場がございません (身障者用駐車スペースを除く)。公共の交通機関をご利用ください。
ホームページ
http://www.moma.pref.kanagawa.jp
神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-53 鶴岡八幡宮境内
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