タイトル等
夏・色彩のシンフォニー
会場
鎌倉大谷記念美術館
会期
2005-06-07~2005-08-27
休催日
日・月曜日。祝日は開館。月曜日が祝日の場合は開館とし、翌日火曜日が休館。
開催時間
午前10時~午後4時
観覧料
大人700円・大高生500円・小中生300円
概要
「色彩の魔術師」と謳われ、光と色彩の関係を生涯追及し続けたデュフィと、若くして才能を開花させ日本画壇に多大な影響を与えた、稀代の天才画家速水御舟を中心に、夏に相応しい名品を展示致します。

・デュフィは「光は色彩の魂であり、光がなければ色彩に生命は無い」と、
光と色彩の関係を探求し続け独自の世界を見出し、後に‘青のデュフィ'
と称されました。
「ニース(幌付馬車と三本の椰子)」は、彼がまさに自分の青を見出した
頃の名品です。
刻一刻と変わる海の青の様々な諧調を見事に描いた「ドーヴィルのレガッ
タのあと」、にわか雨と虹を同じ画面に描くことで‘光'と同時に‘時間'
の推移を感じさせる「三人の騎手」、走る馬の瞬時の動きの美しさを素早
い筆致で見事にとらえた「ドーヴィルの競馬」等をご覧頂きます。
・「水の画家」と呼ばれたマルケ「ヴェニスの朝」は、初夏の光を受けた運
河を微妙なニュアンスの色彩で描いています。又、南フランスの強い陽射
しの中で散歩している二人の婦人を描いた、ボナール「散歩する二人の婦
人」は、大胆で単純化された構図の中に、ともすれば溶け込んでしまう人
物をカンヴァス地の白を用いて立体感を出し、その場の陽光と空気を感じ
させる作品です。
・日本画は惜しまれながらも早逝した御舟の若き日の傑作「林丘寺塀外の道」、
若々しく力強い植物の生命力を描いた「唐もろこし」等をご覧頂きます。
・工芸は、中国宋代の名品「浮牡丹文様青磁香炉」、中国清代の美しい琅
かん「翡翠游環香炉」を併せて展示致します。

鎌倉の初夏の光の中で、光と色彩が織り成す絵画のシンフォニーをお楽しみ下さい。
ホームページ
http://www.komam.co.jp*公開は終了しています
会場住所
〒248-0017
神奈川県鎌倉市佐助1-1-20
交通案内
JR横須賀線・江ノ島電鉄鎌倉駅西口より徒歩10分
神奈川県鎌倉市佐助1-1-20
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索