箱を核としたクリエーションを考える──恵比寿siteにて、志村信裕の初の個展が開催される。siteは本来ガラス倉庫になるはずの場所だった。アートスペースとして封切られて5年、これまで4人の若手アーティストが活動、作品発表をしてきた。そして今回、siteの5番目の企画として、志村信裕の映像インスタレーションが展開される。 志村の作品は、映像によって創り出される、映像の中にしかない現象を表現する新領域「イメージフェノメナン」に属する。本展では、彼が一貫して描き続ける「悠久」というテーマのもと、siteの展示空間全体に水辺の情景を投影する大規模な新作インスタレーションを出品。