タイトル等
幻のロシア絵本1920-30年代展
会場
北海道立函館美術館
会期
2005-05-21~2005-07-03
休催日
月曜日
開催時間
午前9時30分から午後5時(入館は午後4時30分まで)
観覧料
一般:1,000(750)円
高校・大学生:600(450)円
小・中学生:300(250)円
( )内は前売りおよび10名以上の団体料金
主催者
北海道立函館美術館、読売新聞東京本社、美術館連絡協議会
概要
ロシア革命を経た1920-30年代のソヴィエトでは、新しい国づくりの理想に燃える画家や詩人たちがこぞって絵本の制作に携わり、未来を担う子どもたちへ大きな夢を託していました。粗末な紙に刷られ、ホッチキスで留めただけの薄い小冊子んがら、目にも色鮮やかな挿絵、心躍るリズミカルな物語展開は多くの人々を魅了しました。ロシア・アヴァンギャルドの成果を注ぎ込んだこれらのモダンな絵本は、国内のみならず、遠くパリやロンドンでも注目の的となり、20世紀の絵本の行方を決定づけることとなります。
日本でもこれらのロシア絵本に熱い視線を向けた人々がいました。兵庫県芦屋に住む画家・吉原治良(1905-1972)は、親しい友人がモスクワで目にした数々の絵本に触発され、1932(昭和7)年に当時の日本では例をみないおしゃれな絵本『スイゾクカン』を発行します。同じ頃、東京でもロシア書籍の輸入が始まり、画家の柳瀬正夢(1900-1945)、デザイナーの原弘(1903-1986)ら先端的な若者がリアルタイムでロシア絵本を手にし、自らの制作の糧としました。この展覧会では、吉原治良の遺したロシア絵本を中心に日本国内の貴重なコレクション約250冊を一堂に集め、忘れ去られていた幻の絵本たちに新たな光を投げかけます。大人と子どもがともに育んだ夢と希望の結晶であるそれらの絵本は、色あせない不思議な魅力と豊かでみずみずしい世界を21世紀の私たちにも体験させてくれることでしょう。
ホームページ
http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/hbj
展覧会問合せ先
函館美術館 Tel.0138-56-6311
会場住所
〒040-0001
北海道函館市五稜郭町37-6
交通案内
市電
「函館駅前」から 湯の川方面乗車
「五稜郭公園前」下車 徒歩7分

バス
「函館駅前」から 函館バス5-1、6-2、50、59、60、105系統、106ループ27、130系統乗車
「五稜郭公園入口」下車 徒歩3分

タクシー
JR函館駅より 約10分
函館空港より 約20分

※当館ご利用の方は駐車場料金が2時間まで無料になります。
ホームページ
https://artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp/hbj
北海道函館市五稜郭町37-6
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索