タイトル等
ハンス・アルプ展
会場
川村記念美術館
会期
2005-04-05~2005-06-26
休催日
月曜日 ※ただし、5/2は開館
開催時間
午前9:30分→午後5時

※入館は午後4時30分まで
観覧料
一般 1,200円(1,000円)
大高生および70歳以上 1,000円(800円)
中小生 400円(300円)
※( )内は20名以上の団体料金。
常設展も併せてご覧いただけます。
主催者
川村記念美術館(大日本インキ化学工業株式会社)/東京新聞
概要
ハンス・アルプ(1886-1966)は、彫刻家、画家、そして詩人として活躍し、20世紀の美術史にユニークな軌跡を残した芸術家です。ドイツに生まれたアルプは子ども時代、中世の民話やロマン派の著作を読みふけり、絵画と詩作に優れた才能を示す少年でした。長じて芸術家を志し、第一次世界大戦をきっかけに、既成の価値観を打ち破る芸術運動“ダダ”に参画することになります。愚かな戦争を導いた機械文明や人間中心的な考えを否定し、「自然」あるいは自然のように「意味のないもの」への志向を詩や版画、レリーフの制作で表明することで、作家としての第一歩を踏み出したのです。

ダダ消滅後も、さまざまな前衛芸術運動に関わりながら豊かな展開をみせたアルプの創作活動ですが、自然や身近なものを見つめ、おとぎ話の世界に心を遊ばせる態度は生涯変わりませんでした。作品のほとんどが洗練された抽象的な表現でありながら、見る者にぬくもりや親しみを感じさせるのは、その有機的な曲線が人体や植物のかたちに通じるからです。

本展はドイツにあるアルプ美術館の全面的協力により、ドイツ、ラインラント・プファルツ州とハンス・アルプ財団の所蔵するコレクションのなかから、アルプの代表的な彫刻、絵画、レリーフ、コラージュなど約180点をご紹介する、日本では20年ぶりの大規模な回顧展です。自らの作品を宇宙が生んだ星や草木と同列にとらえ、芸術から自我を排そうとしたアルプのやわらかな造形は、広く、深く、あらゆるものを包含した宇宙に私たちをそっと招き入れてくれるでしょう。
ホームページ
http://kawamura-museum.dic.co.jp/
展覧会問合せ先
0120-498-130
会場住所
〒285-8505
千葉県佐倉市坂戸631
交通案内
京成佐倉駅南口、JR佐倉駅南口から無料送迎バス
千葉県佐倉市坂戸631
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