タイトル等
エコール・ド・パリ
モンパルナスの青春
会場
鎌倉大谷記念美術館
会期
2005-03-15~2005-05-28
休催日
日・月曜日。祝日は開館。
開催時間
午前10時~午後4時
観覧料
大人700円・大高生500円・小中生300円
概要
異国の地よりパリの憧れ、モンパルナスに集った若き画家達。「エコール・ド・パリ」、いわゆる「パリ派」と呼ばれ、貧困と戦いながらもパリに生き、パリに散った彼らの青春の軌跡を、残された作品と共に辿ります。
本展は、ローランサン、キスリング(ポーランド)を中心に、エコール・ド・パリの代表的な作家モジリアニ(イタリア)、ユトリロ、ドンゲン(オランダ)、パスキン(ブルガリア)、シャガール(ロシア)、フジタ(日本)等の名品を一堂に展示致します。
モンパルナス Montparnasse - セーヌ左岸にある、芸術家に愛された街。20世紀初頭、世界中からパリを目指したエコール・ド・パリの若き画家達は、モンパルナスにあるカフェに集っては毎夜酒を飲み、芸術論を交わし、独自の絵画を模索していました。
固い友情で結ばれた彼らは、互いに理解しあいながらも、芸術上でも恋においても良きライバルでありました。
若くして散ったモジリアニ「ニースの歌姫」は、彼の特徴であるアーモンド形の瞳のない青い目は悲哀に満ち、哀愁を帯びた独自の画風で描かれています。又、あくまでも女性らしく、淡い色彩と甘美な詩情溢れる独自の画風を作り上げたローランサン、円熟期の「花」や、「帽子を被った若い娘の像」等も展示致します。快活で楽天的な性格と豊かな社交性によって晩年「モンパルナスの王」の異名を捧げられたキスリングの「花」は、彼独自の豊かな色遣い、特に陶磁器のようなマチエールが際立つ作品です。
ユトリロの最も充実した制作期「白の時代」の代表作「サンノワ通り」は、厚みのある壁の白色と遠近表現を強調した彼の特徴が窺えます。生き生きとした色彩の中にも官能的な雰囲気が感じられる「羽飾り帽の婦人」は、若き日のドンゲン、フォーヴ時代の代表作です。
その他、独特の淡い色調で物憂げな甘い官能の香りが漂う、パスキン「座る女」、乳白色の象牙のような光沢のある色遣いと細く優美な黒線で描かれた、フジタ「婦人像」等の名品をお楽しみ下さい。
工芸は、彼らと同時代に生きたアールヌーボーの代表的な作家エミール・ガレの没後100年にあたる今春、「エナメルガラス花器」等も合わせて展示致します。
鎌倉の穏やかな春光の中で、エコール・ド・パリの若き画家達の代表的な作品を通じて、彼らの生き様をご覧下さい。
ホームページ
http://www.komam.co.jp*公開は終了しています
会場住所
〒248-0017
神奈川県鎌倉市佐助1-1-20
交通案内
JR横須賀線・江ノ島電鉄鎌倉駅西口より徒歩10分
神奈川県鎌倉市佐助1-1-20
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