九州国立博物館設立準備室では、昨年度の『はじめの一歩』展に続き、展覧会『ホップ・ステップ・九博』展を東京国立博物館本館で開催いたします。この名称は、2005年(平成17年)10月の九博開館に、三段跳びで弾みをつけようという意気込みによるものです。昨年度の『一歩展』では中世から近世を主に取り上げましたが、今年度は弥生時代と古代、中でもこの時代の文化交流史を特徴づける「青銅器」と「大宰府」をテーマとして取り上げます。また、文化財の保存部門の活動について紹介するほか、展示品を身近に感じられるための新しい試みを展開します。そして、装飾古墳として著名な王塚古墳内部を、その中にいるかのような映像でご覧いただくコーナーも用意しています。この機会に、ひと足早く『九博』をご体験ください。