タイトル等
平成16年度 新春特別展 蓬春の愛好した古典の世界
―重要文化財・十二ヶ月風俗図を中心に―
会場
山口蓬春記念館
会期
2005-01-07~2005-03-27
休催日
毎週月曜日。但し1月10日、3月21日は開館し、翌火曜日が休館となります。
開催時間
10:00~17:00(但し入館は16:30まで)
観覧料
一般 500円
高校生以下 無料
団体割引 20名以上の団体 50円割引(1週間前までに予約した場合)
連携割引 連携館の入場券所持者 50円割引
概要
このたび、山口蓬春記念館では新春特別展「蓬春の愛好した古典の世界―重要文化財・十二ヶ月風俗図を中心に―」を開催いたします。大正7(1918)年、東京美術学校で日本画を学び始めた蓬春は、師・松岡映丘との出会いにより古典の真髄に触れるかけがえのない機会を得ます。映丘からの指導や映丘の主宰する新興大和絵会への参加によって、蓬春は王朝風俗や歴史人物を学習し、古典の教養を身につけていったのです。蓬春芸術の基礎は、その上に成り立っているといえましょう。
その後、蓬春はその確固たる鑑識眼をもって優れた美術品のコレクションを形成していき、その分野は古今東西と多岐にわたります。中でも、16世紀の土佐派による風俗画とされ、桃山時代の京都の生活をいきいきと伝える《十二ヶ月風俗図》(重要文化財)は、時代を超えて今もなお多くの人々を魅了してやみません。
今回の展覧会は、有職故実や王朝の栄華を描いた蓬春の作品をはじめ、自らが愛蔵した古典の優品の数々を一堂に会し紹介するものです。美術家・山口蓬春の審美眼をとおして集められた古典の世界に、しばし想いを馳せてみてはいかがでしょうか。


【主な展示予定作品】
山口蓬春《燈籠大臣》絹本着色 大正8-9(1919-20)年
山口蓬春《太平楽》絹本着色 大正12-13(1923-24)年
山口蓬春《士女遊楽図》絹本着色 昭和3-4(1928-29)年
重要美術品 後柏原天皇宸翰《歳中立春》紙本墨書 室町時代 永正六(1509)年
重要文化財 伝土佐光吉《十二ヶ月風俗図》 紙本着色 桃山時代 16世紀後半
伝雪舟《円窓 白菊芙蓉図》紙本着色 室町時代 15~16世紀
俵屋宗達《伊勢物語絵色紙 梓弓》紙本着色 江戸時代 17世紀前半
尾形光琳《飛鴨図》紙本淡彩墨画 江戸時代 18世紀初頭
ホームページ
http://www.jrtf.or.jp/hoshun/
展覧会問合せ先
山口蓬春記念館Tel.046-875-6094
会場住所
〒240-0111
神奈川県三浦郡葉山町一色2320
交通案内
■電車でお越しのお客様
JR逗子駅 (横須賀線・湘南新宿ライン) → 京浜急行バス 3番乗場

新逗子駅 (京浜急行線) → 南口 2番乗場

海岸回り葉山行 (逗12)、「海岸回り福祉文化会館行 (逗11)」にて約18分
「三ヶ丘・神奈川県立近代美術館前」下車 徒歩2分
※ただし、土・日・祝日等は大変混みあう可能性がありますのでご注意ください。

【ルート案内】バス降車後、逗子に戻りながら信号機付横断歩道を通り過ぎ、山口蓬春記念館の電柱広告を右折し小道を上り、看板に沿って徒歩2分で正門に到着します。

■車でお越しのお客様
逗子ICから逗葉新道、県道207号線経由で約7km
ホームページ
https://www.hoshun.jp/
神奈川県三浦郡葉山町一色2320
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