武蔵野市では、昭和47年に日本画家・野田九浦の作品や遺品等をご遺族よりご寄贈いただいてから吉祥寺美術館開館までの間、さまざまなジャンルにわたる多くの美術作品をご本人やその関係者からご寄贈いただいてコレクションが形成されてきました。本館は平成14年2月に開館して、まもなく3周年を迎えますが、その間にもさまざまな作品をご寄贈いただき、コレクションはいっそう充実したものとなっています。本展では、主に美術館開館後に受贈した作品や修復を行った作品約20点を展示・紹介します。本館の短い歴史の1ページをご覧いただくとともに、収集や保存という美術館活動の地道な一面もご覧いただければ幸いです。