『肖像写真は、一つの人間像でならねばならない。その人物の過去と現在をまざまざと物語る、いわば自叙伝でなければならない。いや、非常にすぐれた肖像写真ならば、現在を通して、その未来まで現すかもしれない。』 土門拳
「風貌」は、土門拳の代表作のひとつとして知られる人物写真の傑作です。
特に今回の展示では、学者、実業家、芸術家を集めました。昭和を彩った各界の巨匠たちの魂が、土門の写真の奥底から浮かび上がってくるようです。
≪展示作品≫
小林秀雄、湯川秀樹、安部次郎、松本治一郎、千宗室、岡本太郎、鳥海青児、朝倉響子、小林古径、ほか