タイトル等
ポスターの美
実篤はどう伝えられてきたか
会場
調布市武者小路実篤記念館
会期
2004-10-23~2004-11-28
休催日
月曜日
開催時間
午前9時~午後5時
観覧料
大人(高校生以上)200円/小・中学生100円
概要
武者小路実篤の最初の活躍の場となった『白樺』が創刊された1910年(明治43年)前後には、日本の近代ポスターの始りといわれる三越呉服店のポスターが制作され、広告としての役割を担いはじめた時期でもあります。
こうした近代ポスターの流れの中で、実篤の活動に関しても様々な場面でポスターが制作され、多くの人々の関心をとらえてきました。明治末から大正時代に開催された『白樺』主催の展覧会や昭和初期に実篤が中心となり開催した「大調和美術展覧会」のポスターは、岸田劉生をはじめとした草土社同人らが各人の個性を発揮して描いてます。それらは、木版画やリトグラフで制作されており、単に広告媒体としてでなく、美術作品として見ることができます。また、実篤戯曲の舞台ポスターは、時代小説の挿絵を彷彿とさせるものから、1920~30年代の文字のみをデザイン化した端的な表現のものまで多種多様です。
視覚メッセージとして、文字や絵、画像により構成されたポスターは、人々に何を伝えてゆくか、提案していくかという使命を持ち、注目されるためにどのような表現をするかが求められます。こうして作られた、一枚のポスターからはデザインの美しさとともに、時代の流行や制作背景、メディアとのあり方、印刷技術の進歩など様々なものが見えてきます。
本展覧会は、実篤の文学、美術、演劇、新しき村と多岐にわたる活動を通して制作されたポスターと、関連資料を紹介し、日頃見のがしがちなポスターの美を改めて見直すとともに、それらにより伝えられてきた、その時々の武者小路実篤や作品のイメージとその背景を探ります。
ホームページ
http://www.mushakoji.org
展覧会問合せ先
TEL 03(3326)0648
会場住所
〒182-0003
東京都調布市若葉町1-8-30
交通案内
<京王線>
仙川駅 または つつじヶ丘駅下車 徒歩10分

<小田急線>
成城学園前駅より 「調布駅」、または「神代団地」行バス、稲荷前下車 徒歩5分

<お車の場合>
周辺道路が狭いため、中・大型バスをご利用の場合は事前にお問い合わせください。
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東京都調布市若葉町1-8-30
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