町田市立博物館は1973年に町田市郷土資料館として開館し、現在は同館での展示活動を終了、2026年春に町田市立国際工芸美術館(仮称)としての開館を予定しています。本展は町田市立博物館のご協力により、国内有数のガラス工芸と東洋陶磁のコレクションを誇る同館所蔵品から3つのジャンルで60余点をご覧いただきます。国内最大級の規模と質を誇るボヘミアン・グラスでは16世紀から20世紀に製作された繊細なエナメル彩やグラヴィール、カットを施した作品を、中国清朝ガラスでは複数層のガラスを重ねた色被せガラスにみる華やかな浮彫り(彫琢)や玉(ぎょく)を模した作品などを、そして近現代の日本ガラス工芸を代表する岩田藤七や青野武市などの作品を展示します。西洋と東洋の美意識が反映されたガラス工芸をお楽しみください。