平松礼二は、現代日本画壇を代表する画家の一人であり、絵のまち尾道四季展審査員を2000年から務めるなど、尾道ゆかりの作家です。
伝統絵画の琳派を現代感覚で蘇らせた「路」や「睡蓮」シリーズなど、独自の風景画や花鳥画を描き、近年、フランスのジヴェルニー印象派美術館(2013,2018)やドイツのベルリン国立アジア美術館(2014)で個展を開催して成功するなど、国内のみならず海外からも高い評価を受けています。
2021年には、フランスの芸術文化勲章シュヴァリエを受勲され、その長年にわたる画業の研究、発表の功績が認められました。
本展は、平松礼二が名誉館長を務める町立湯河原美術館の全面協力により、初期から近作までの大作を含む作品を展示し、その多彩な芸術を紹介いたします。