タイトル等
聖像・仏像・彫像
―柳宗悦が見た「彫刻」
会場
日本民藝館
会期
2023-06-29~2023-09-03
休催日
月曜休館(祝日の場合開館し、翌日休館)
開催時間
10:00~17:00
(入館は16:30まで)
観覧料
一般1,200円 大高生700円 中小生200円
概要
木喰仏や円空仏をはじめ、近世の神仏像には庶民信仰を対象とした素朴な造形を数多く目にすることができます。当館の創設者・柳宗悦(1889-1961)は、大正時代末期に木喰仏を発見したことでも知られるように、素朴な彫像が湛える美に早くから目を向けていました。その萌芽は、文芸美術雑誌『白樺』と関わっていた20代から、ロダンを始めとする西洋近代の「彫刻」作品に親しんでいたことに遡ることができます。本展は、当館コレクションを「彫刻」という観点から目を向ける試みです。
民藝運動を通じて取り上げられた品々においても、囲炉裏や竃(かまど)の上の梁などから下げる自在鉤や、神社などに奉納される獅子頭や仮面、また鯉形水滴といった朝鮮時代の文房具など、彫刻的な要素を持つ工芸品は多く見られます。雑誌『工藝』第88号(1938年)では、「民間の仏体」が特集され、仏師の手によらない仏像、現在で言う民間仏が積極的に紹介されることになりました。
本展では、これらに加え、朝鮮の石仏、中国の明器など東アジアの彫像、さらには海外諸国の祖霊像や仮面、キリスト教の民間の聖像などを交えて展示します。併せて、柳の長男で工業デザイナーの柳宗理が館長を務めた時代に集めた沖縄の屋根獅子や、アフリカの彫像と仮面など、館蔵の彫刻的な造形を一堂に展示します。
イベント情報
記念講演会 みちのく 近世の民間仏
[講師] 須藤 弘敏(弘前大学名誉教授)
8月26日(土)18:00-19:30
料金・300円(入館料別、要電話予約)
会場・日本民藝館大展示室
ホームページ
https://mingeikan.or.jp/exhibition/special/
会場住所
〒153-0041
東京都目黒区駒場4-3-33
交通案内
電車をご利用の場合
・京王井の頭線「駒場東大前駅」西口から徒歩7分
・小田急線「東北沢駅」南口から徒歩15分

バスをご利用の場合
※バスは本数が少ないためご利用の際はご注意ください。
・渋谷駅西口バス乗り場より
東急バス
渋55系統 代々木上原・東北沢経由幡ヶ谷折返所行き
「代々木上原」下車 徒歩8分

お車をご利用の場合
・駐車台数に限りがございますので(3台)、なるべく公共の交通機関をご利用願います。
・環状6号線(山手通り)の三叉交差点(東大裏門付近、ガソリンスタンド有り)を東北沢方面へ向かう道に入り、上原二丁目の信号機を左折、突き当たりを右折しますと間もなく右側にあるのが日本民藝館、左側が駐車場となっております。
・周辺道路が狭く一方通行のため、通行は中型バスまでが可能です。大型バスでお越しの際は事前にご連絡下さい。
ホームページ
https://www.mingeikan.or.jp/
東京都目黒区駒場4-3-33
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