日本の古都、京都東山の一角にある京都国立博物館は、日本と東洋の優れた古美術品や考古資料など、多数の文化財の宝庫として知られています。明治30年の開館以来、大規模な展覧会やさまざまな活動を通じて、内外の人々に日本・東洋の伝統的な美術文化の魅力を伝えてきた日本を代表する博物館です。本展では、この京都国立博物館の所蔵作品の中でも特に日本美術の名品を選りすぐり、国宝5件、重要文化財15件を含む約50件が展示されます。平安時代から江戸時代にかけての多彩な絵画作品を中心に、陶磁器や漆器類の工芸作品をも含んだ珠玉の名品の数々を、「仏」「人物」「山水」「花鳥」という四つのテーマに分けて紹介いたします。
日本の伝統美の真髄を間近にご覧いただき、日本人の豊かで優れた美意識を再確認する絶好の機会となることでしょう。ぜひ、ご来館ください。