「動物」は、人類が長く親しんできた、たいへん身近な造形モチーフです。
工芸の分野でも、現在に至るまで、材料の特性を生かした精緻な虫や鳥、また、大胆なデフォルメを加えたユニークな姿の動物など、さまざまな動物表現が試みられています。動物たちがもつ愛らしさ、おかしみ、あるいは威厳などは、時代を超えて私たちの心を動かす力があるようです。
本展は、こうした動物モチーフに焦点をあて、所蔵作品を中心に、近代以降の工芸とデザインのなかから、動物にかかわるおよそ80点の作品を展示するものです。
子どもたちの夏休みにあわせ、多彩なイベントも用意しています。