江戸から絵本はどう変わった!?
日本で広く絵本(絵入り本)が読まれるようになったのは、印刷技術が進歩して版本が流通するようになった江戸時代のこと。本展では江戸時代を起点に、現代までの絵本の歩みと広がりを、ちひろ美術館コレクションをもとに紹介します。
伝統的な絵巻から、江戸時代に盛んに出版された草双紙、明治時代以後広がった子どものための絵雑誌、戦時中の絵本、そして今も読み継がれる絵本へ――。印刷や本の形、絵画や文学、子どもに対する考え方など、さまざまな要素が絡み合いながら絵本は進化してきました。江戸からのおよそ400年の間に、日本の絵本がどのように発展したか、またどのように伝統は引き継がれているのかを見ていきます。