庄内藩主酒井家 幕末から明治へ
混沌の時代―苦渋の選択と決意
庄内藩主酒井家は、3代酒井忠勝が元和8年(1622)に庄内へ入部して以来、現在に至るまで一貫して”地元”に住み続け、地域振興に力を尽くしています。
令和4年(2022)は、庄内藩主酒井家が入部して400年という節目の年です。これを記念し、致道博物館では5つの特別展を開催しています。
第5弾、最終章となる本展では、幕末から明治・大正時代にかけての激動期の庄内藩と酒井家の事績を、歴史資料や写真資料などから辿ります。幕府方として戦い抜いた戊辰戦争、明治の新たな時代に興した松ヶ岡開墾事業を紹介し、版籍奉還後の酒井家の歴史にも焦点を当てることで、時代の転換期を再考する機会といたします。