- タイトル等
仙才鬼才、奇妙奇天烈、千変万化。
- 会場
- 中山道広重美術館
- 会期
- 2022-03-31~2022-06-19
【前期】3.31(木)-5.8(日) 【後期】5.12(木)-6.19(日)
- 休催日
- 月曜日(5.2(月)を除く)、5.6(金)は祝翌日のため、5.9(月)~11(水)は展示替えのため休館。
★4.29(金)~5.5(木)は休まず開館いたします。
- 開催時間
- 午前9時30分~午後5時
(入館は午後4時30分まで)
- 観覧料
- 大人/820円(660円)
( )内は20名以上の団体料金
▲18歳以下無料、障がい者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は無料。
*リピーター割引有 - 上記特別企画展期間中に限り、同展半券の提示で2回目以降は660円でご覧いただけます。
毎週水曜日は観覧無料、フリーウェンズデー
毎週金曜日は観覧無料、フリーフライデー
- 主催者
- 恵那市、恵那市教育委員会、(公財)中山道広重美術館
- 協賛・協力等
- 協力:中右 瑛(国際浮世絵学会常任理事)
企画協力:ステップ・イースト
<スポンサー>
(株)三菱UFJ銀行、ナカヤマ・グループ、(株)デジタ
(株)銀の森コーポレーション、木曽路物産(株)、(株)サラダコスモ
- 概要
北斎といえば、頻繁に画号を変えた、生涯に93回も引っ越しをした、死の床で「あと5年命がもてば真の絵描きになれるだろう」と言ったなど、その人となりを示すエピソードは枚挙にいとまがありません。
約70年に及ぶ北斎の画業は、その時々に用いていた代表的な画号を冠する6つの作画期に分けて考えることができます。彼が、役者絵や肉筆美人画の分野で名をはせた勝川春章に弟子入りしたのは19歳の頃。それ以前は貸本屋の小僧として働いたり、版木彫りの職に就いたりしていたそうで、10代後半には洒落本の文字彫りを担当するなど、彫師としてもその才を発揮していたことが分かります。勝川春朗と名乗り習作を重ねた「春朗期」、勝川派を離れ琳派の流れをくむ一門(宗理派)に身を置き独自の画風を確立した「宗理期」、さまざまなジャンルに筆を染め、特に読本挿絵の分野で活躍した「北斎期」、絵手本の制作に傾注した「戴斗期」、数々の錦絵の傑作を生み出した「為一期」、そして当世風俗を描く浮世絵から徐々に離れ、肉筆画が制作の中心となった「画狂老人卍期」を経て、嘉永2年(1849)、北斎は数え年90歳でこの世を去りました。
さて、北斎と広重はいずれも風景画を得意とした絵師として知られていますが、北斎が錦絵風景画を手掛けたのは為一を名乗った時代、天保元年から4年(1830-33)のわずか4年間しかありません。この時期の北斎は「冨嶽三十六景」や「諸国瀧廻り」、「諸国名橋奇覧」などを立て続けに発表。一方の広重はほぼ時を同じくして川口屋正蔵から「東都名所」(一幽斎がき東都名所)、竹内孫八の保永堂から「東海道五拾三次之内」(保永堂版東海道)を刊行しています。
本展では、北斎が手掛けた錦絵や摺物、版本といった木版作品を中心に彼の画業を振り返ります。また、北斎と広重それぞれの手になる忠臣蔵、東海道、富士山を画題とした揃物を比較展示することで、両者の作品の違いや共通点を探っていきます。
絵を描くことに人生を捧げ、日本のみならず世界中の人々を引き付けてやまない北斎の魅力をご紹介します。
- イベント情報
- ※無料(ただし、観覧料が必要です)
■学芸員による作品ガイド:日時:【前期】4.3(日) 【後期】5.22(日)
各日午前10時30分~40分程度(予定)
場所:展示室1、2(1、2F)
- 展示替え情報
- 5.9(月)~11(水)は展示替えのため休館。