タイトル等
TOTOギャラリー・間 企画展
How is Life?
―地球と生きるためのデザイン
会場
TOTOギャラリー・間
会期
2022-10-21~2023-03-19
※TOTOギャラリー・間ウェブサイトにて最新情報をご確認ください。 https://jp.toto.com/gallerma
※展示内容は予告なく変更することがございます。
会期変更
休催日
月曜・祝日・年末年始休暇[2022年12月26日(月)-2023年1月9日(月)] ただし2023年2月11日(土・祝)は開館
開催時間
11:00~18:00
観覧料
入場無料
主催者
TOTOギャラリー・間
協賛・協力等
キュレーター:塚本由晴、千葉 学、セン・クアン、田根 剛
アシスタントキュレーター:平尾しえな、アナスタシア・ゴリオミティー(東京工業大学大学院塚本由晴研究室)
会場デザイン:アリソン理恵(ARA)、藤田将平+下岡由季(ido)
企画:TOTOギャラリー・間運営委員会(特別顧問=安藤忠雄、委員=千葉 学/塚本由晴/セン・クアン/田根剛)
後援:(一社)東京建築士会/(一社)東京都建築士事務所協会/(公社)日本建築家協会関東甲信越支部/(一社)日本建築学会関東支部
概要
産業革命以降手に入れた生産力を背景に、成長を是としてきた人類の活動は、プラネタリーバウンダリー1を超え、気候変動や南北格差をもたらし、声をあげることのできない生物や将来世代を搾取し続けている。その対応策として、成長の原動力となった産業や便利な暮らしを維持しつつ環境負荷を低減させる行動がSDGsとして推奨されているが、事態はより深刻で、持続的成長ではなく成長なき繁栄2を本気で検討しなければならないところまで来ている。そのためには産業分野だけでなく、暮らし自体を見直し、その構成要素の一つ一つを、地球に負荷をかけない方向に転換していかなければならない。しかし、産業からサービスを買うことに慣れてしまった我々は、自らの手で衣食住やエネルギーを獲得するスキルをもたず、また産業社会的連関による包囲網はそこからの逸脱を容易には許さない。20世紀後半につくられた生産―消費―廃棄の想定を定着し続けてきた構築環境の中に暮らしていると、その想定を疑うことも容易ではない。そこで培われた自画像は、同じ想定に基づく構築環境や暮らしを再生産してしまう。その反復から抜け出して、成長なき繁栄を選ぶのならば、我々はどう生きるか?
建築が人々の暮らしをよりよくすることに奉仕するものであるならば、そうした包囲網を障壁として発見し、挑んでいくことから、建築的営為を始めるべきだろう。その時の話し合いのテーブルにつくのは、今ここにいる自分達だけでなく、立場の弱い人、地球の別の場所にいる人、未来の人、そしてヒト以外の生物かもしれない。「How is Life?」という、彼ら、そして私達自身への問いかけを、建築展という形にする試みに、ご期待あれ。
How is Life? キュレーター 塚本由晴、千葉 学、セン・クアン、田根 剛

1.プラネタリー・バウンダリー:Rockström,Johan,et al.“A safe operating space for humanity.”Nature,vol.461,no.7263, 24 Sept.2009, pp.472+.
2.成長なき繁栄:Tim Jackson(2009).Prosperity without Growth. Earthcan.(ティム・ジャクソン 田沢恭子(訳)(2012).成長なき繁栄―地球生態系内での持続的繁栄のために― 一灯舎)
ホームページ
https://jp.toto.com/gallerma/ex221021/index.htm
会場住所
〒107-0062
東京都港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F
交通案内
・東京メトロ千代田線 [乃木坂駅] 3番出口……徒歩 約1分

・都営大江戸線 [六本木駅] 7番出口……徒歩 約6分

・東京メトロ日比谷線 [六本木駅] 4a番出口……徒歩 約7分

・東京メトロ銀座線・半蔵門線、都営地下鉄大江戸線 [青山一丁目駅] 4番出口……徒歩 約7分
ホームページ
https://jp.toto.com/gallerma/
東京都港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索