タイトル等
美の標準
―柳宗悦の眼による創作
会場
日本民藝館
会期
2022-01-10~2022-03-20
休催日
月曜休館(祝日の場合は開館し、翌日休館)
開催時間
10:00~17:00
(入館は16:30まで)
観覧料
一般1,200円 大高生700円 中小生200円
概要
よく知られている通り、当館創設者の柳宗悦(やなぎむねよし)(1889-1961)は、朝鮮時代に作られた染付秋草文面取壺(そめつけあきくさもんめんとりつぼ)(瓢形瓶(ひょうけいへい)部分)を直(じか)に観(み)て今までにない深い感動を得ました。柳はそれを契機に、自らが観た本質と等価の造形を蒐(あつ)め、その証拠を日本民藝館において提示していきます。不思議なことにそれらは、時代や産地、手法、用途などが異なりながら同一の美しさで通底していました。柳はその美しさを「不仁(ふに)の美」「無上の美」「美醜なき美」など呼び、「美の標準」として広く真価を問い続けていったのです。本展は、原始の息吹を伝える上代の芸術、南北朝や室町時代に描かれた中世絵画、朝鮮時代や江戸時代に生まれた日常の器など、同じ美の源泉から多種多様な姿で顕(あらわ)れた「美の標準」を展観します。
柳は初期の茶人達が見立てた井戸茶碗について、「『井戸』は朝鮮の作というより、茶人たちの直感の創作であった」(「禅美に就いて」、1958年)と述べています。同じ視点に立てば、柳が発見した「美の標準」に適う作物も、柳の創作と呼ぶことができるのではないでしょうか。柳の問いかけは今も終わらずに続いているのです。
さらに今回は、かつて『民藝』第195号(日本民藝協会、1969年3月)で特集された、同種の中でも古例として知られる名品「伊勢参詣曼荼羅(いせさんけいまんだら)」(小田原文化財団蔵)なども併せて特別展示します。
ホームページ
https://mingeikan.or.jp/exhibition/special/?lang=ja
会場住所
〒153-0041
東京都目黒区駒場4-3-33
交通案内
電車をご利用の場合
・京王井の頭線「駒場東大前駅」西口から徒歩7分
・小田急線「東北沢駅」南口から徒歩15分

バスをご利用の場合
※バスは本数が少ないためご利用の際はご注意ください。
・渋谷駅西口バス乗り場より
東急バス
渋55系統 代々木上原・東北沢経由幡ヶ谷折返所行き
「代々木上原」下車 徒歩8分

お車をご利用の場合
・駐車台数に限りがございますので(3台)、なるべく公共の交通機関をご利用願います。
・環状6号線(山手通り)の三叉交差点(東大裏門付近、ガソリンスタンド有り)を東北沢方面へ向かう道に入り、上原二丁目の信号機を左折、突き当たりを右折しますと間もなく右側にあるのが日本民藝館、左側が駐車場となっております。
・周辺道路が狭く一方通行のため、通行は中型バスまでが可能です。大型バスでお越しの際は事前にご連絡下さい。
ホームページ
https://www.mingeikan.or.jp/
東京都目黒区駒場4-3-33
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