近年、ニホンの街なかや電車、バスのなかはもちろん、学校の同級生や職場の同僚、隣人、友人、そして家族の一員として、外国人がいてもめずらしくなくなりました。
現在、外国人登録だけでも約180万人、全住民の1.5%にもなっています。中国人や外国人の大部分をしめてきた在日韓国・朝鮮人にくわえ、1980年以降、中国やブラジル、フィリピンなどから移り住んだ人びとも増え、日本はますます多民族化しています。
外国人が住民として日本に定着するにしたがい、自治体やNGOを中心に、日本社会も共生にむけ大きく変わりはじめています。住民との摩擦や誤解、さまざまな社会問題もあるには事実です。しかし外国人の活動は、地域の経済を活発にし、また文化面においても交流事業などをとおして社会にあらたなエネルギーをうみだしています。
本展示では、さまざまな外国人の衣食住、学校や仕事、家族やコミュニティの行事などを実際につかわれているもの、写真や映像をとおして紹介します。住まいや雑貨店、エスニックショップの再現もあります。みて、きいて、さわって、進行中の多民族化を感じとってください。