タイトル等
公益財団法人 常陽藝文センター
『泡』はじける―銀泡彩から溶岩釉へ
飯沼耕市展
会場
常陽藝文センター
藝文ギャラリー
会期
2021-08-04~2021-10-03
【前期】2021年8月4日(水)~9月5日(日)
【後期】2021年9月8日(水)~10月3日(日)
休催日
(但し毎週月曜日、8月8日(日)~10日(火)休館)
開催時間
AM10:00~PM5:45
観覧料
入場無料
主催者
公益財団法人 常陽藝文センター
概要
公益財団法人常陽藝文センターでは郷土作家展シリーズ第272回として、「『泡』はじける―銀泡彩から溶岩軸へ 飯沼耕市展」を開催いたします。
笠間市在住の陶芸家・飯沼耕市さんは、軽やかで儚(はかな)い泡の形状を永続的な金属感で表す「銀泡彩(ぎんほうさい)」シリーズで注目を浴び、公募展やコンクールで受賞を重ねています。
飯沼さんは会社勤めをしていた30代、工芸制作への憧れを膨らませていた時に、実家で子供の頃に陶器市で購入した湯呑茶碗を見つけました。その湯呑を箱から出すと、両親と行った店の様子やその湯呑を気に入って前から動けなくなった思い出が蘇ってきたことに感動し、伝手もないままその作者である笠間市の陶芸家・荒田耕治さんに弟子入りを志願します。その後、窯業指導所や滋賀県立陶芸の森のスタジオ・アーティストを経て、笠間市で独立しました。
「銀泡彩」は本来滑らかに仕上げたい銀彩において、不純物等が原因で出来てしまう気泡と剥がれをわざと全体に施すという逆転の発想から生まれた技法です。もともとは、やきものという素材を感じさせない表現を目指して白磁に銀彩を施していましたが、通常は失敗とされる気泡を生かすことで、金属的な色味と質感を実現しました。
「銀泡彩」シリーズを10年間制作したのち、現在取り組み始めているのは釉薬で気泡を作る「溶岩軸」です。触れたら崩れてしまいそうな粗い気泡に覆われた器や、もこもことしたパステルカラーの形状と銀彩を組み合わせたポップな作品など、さまざまな色や気泡の大きさ、器形との相性などを模索した実験的作品を制作しています。
今展の前期では、「銀泡彩」シリーズと鈍く輝く「銹輝器(かがやき)」シリーズを合せて13点、後期では「溶岩釉」による新作11点を展示します。
公益財団法人 常陽藝文センター
会場住所
〒310-0011
茨城県水戸市三の丸1-5-18 常陽郷土会館内
交通案内
水戸駅北口より徒歩8分
常磐自動車道水戸ICより約20分
北関東自動車道茨城町東ICより約18分
ホームページ
http://www.joyogeibun.or.jp/
茨城県水戸市三の丸1-5-18 常陽郷土会館内
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