彫刻家 朝倉文夫の作品と行動に学ぶ
いまを生きる力
コロナウィルス、急速な気候変動、エネルギー問題、環境問題などによって、私たちの暮らしは大きな変化が求められています。
これまで当たり前だったことがそうでなくなること、身近な存在や生活に欠かせないものを突然失うことは、いつ、だれの身にふりかかってもおかしくありません。
このような問題に直面する今、私たちは歴史から学ぶことができるはずです。先人たちは過去の戦争や天災で同様の経験をしています。彫刻家 朝倉文夫もそのひとりでした。関東大震災や戦争を経た朝倉が「生きること」に対し、どのように行動し、制作に向き合ったのかを見つめ直します。当館所蔵品から幅広く、「いのち」(生き方・生活・生命)について考え、歴史から現代を生きるヒントを探ります。