丸と四角は、図形の基本とも言える最も根源的なかたちです。改めて周りを見渡してみると、極めて多くのものが、丸や四角のかたちで成り立っていることに気付きます。機能的で合理的であると同時に、心理的にも少なからず影響を与え、私たちの生活の中にすっかり溶け込んでいるかたちです。
この展覧会では、そんな丸と四角に着目しました。作品の基本的な形態や構造が、丸形(円、楕円、球、輪、環)もしくは、四角形(正方形、矩形、立方体、直方体、枡形、井の字形)となるガラス作品を取り上げます。
シンプルなかたちであるが故に、造形的に扱いやすく応用も効く、まるいガラスとしかくいガラスが織り成す表現のさまざまをお楽しみください。