このたび、茨城県近代美術館と茨城県陶芸美術館の所蔵作品から近現代美術工芸の名品約75点を精選してご紹介いたします。特に、岡倉天心の指導のもと制作された横山大観「流燈」、木村武山「阿房劫火」といった五浦(いづら)時代の代表作の他、中村彝(つね)の洋画や、板谷波山の陶芸など茨城ゆかりの作家の作品に加え、藤田嗣治・岸田劉生・里見勝蔵・佐伯祐三らの洋画、さらに、京都画壇の村上華岳・小野竹喬らの日本画や、戦後活躍した堂本尚郎・白髪一雄・八木一夫ら関西出身の作家による前衛美術作品などで構成する本展は、見どころも多くお楽しみいただけます。