タイトル等
ベン・ニコルソン展
―現代イギリス絵画・造形の詩人―
会場
神奈川県立近代美術館 鎌倉
会期
2004-02-07~2004-03-28
休催日
月曜日(祝日の場合は開館)、祝日の翌日
開催時間
午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)
観覧料
一般1200円(1100円)
20歳未満・学生1050円(950円)
65歳以上600円
※( )内は20名以上の団体料金です。高校生以下の方、障害者の方は無料で入館できます。
主催者
神奈川県立近代美術館、東京新聞
概要
20世紀イギリス絵画を代表する画家ベン・ニコルソン(1894-1982)の本格的な回顧展を開催いたします。イギリス美術の伝統とヨーロッパ大陸の新たな潮流、あるいはイギリス南部の素朴な芸術など、さまざまな要素を取り入れ消化しつつ、自分自身の絵画を創造するにいたったニコルソンのきわめて味わい深い仕事を充分に振り返ろうというものです。
ニコルソンの絵画は、風景画と静止画を中心にして展開されました。しかしそれらは眼に見える対象をそのままに写すのとは違い、繊細な色調と魅惑的な線によって、ときに半ば抽象的になり、ときに風景や静物の本質に届く幾何学的な形態で表されています。高名な画家だった父ウィリアム・ニコルソンの影響とその超克、ピカソやブラックのキュビズム、モンドリアンの新造形主義の感化、漁師でありながら素朴で力強い絵を描いたアルフレッド・ウォリスの発見、それらを通してニコルソンの芸術は形成されていきます。そして妻のバーバラ・ヘップワースやヘンリー・ムーアらとグループ<ユニット・ワン>を結成してイギリスの抽象芸術を推し進め、自らの絵画の方向を定めていったのです。とくに第二次世界大戦後に制作されたレリーフ絵画は、彼の生涯の後半期を決定的に性格づけるばかりでなく、抽象芸術の到達点を示して、20世紀後半の絵画を語るには忘れる事ができません。半具象と抽象のあいだを行き来しながら、線の魅力と透明感あふれる色彩を湛えるその作品の数々は、どれもが見る人に深い印象を与えます。本展覧会では、そうした絵画のなかから、ニコルソンの生涯にわたる代表的な作品約90点を網羅して、初期から晩年までの変遷と彼の画業の高みをたどります。
ホームページ
http://www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/
展覧会問合せ先
電話:0467-22-5000
会場住所
〒248-0005
神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-53 鶴岡八幡宮境内
交通案内
■電車
JR横須賀線・江ノ島電鉄線「鎌倉駅」下車、徒歩約10分。

■車
横浜横須賀自動車道路「朝比奈インターチェンジ」から鎌倉霊園を経由して鶴岡八幡宮前へ約4km

鎌倉館、鎌倉別館には駐車場がございません (身障者用駐車スペースを除く)。公共の交通機関をご利用ください。
ホームページ
http://www.moma.pref.kanagawa.jp
神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-53 鶴岡八幡宮境内
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