多くの人に愛され続けているシャガールの版画「ダフニスとクロエ」をご紹介いたします。
「ダフニスとクロエ」は、2~3世紀にギリシアの詩人ロンゴスが書いた物語で、絵画、音楽、バレエなどの主題として好まれました。
シャガールもまた、この物語の挿絵として4年の歳月をかけて42点の版画を制作しました。
エーゲ海のレスボス島を舞台に、ダフニスとクロエという2人によって繰り広げられる愛の物語を、20色以上を用いて鮮やかに表現しています。
明るい陽光に満ちたギリシアの風景が幻想的なイメージとともに描かれ、2人の物語が展開していきます。
“色彩の魔術師”シャガールの愛と夢あふれる世界をご鑑賞ください。