この展覧会は、江戸時代日本のメインストリートであった東海道五十三次を江戸日本橋から京都三条大橋まで毎年数ヶ宿ずつ紹介していくシリーズです。本年度はその12回目として伊勢国(現三重県)の四日市・石薬師・庄野・亀山の4宿を取り上げます。広重作品の中でも評価の高い保永堂版シリーズをはじめとする浮世絵、幕府が五街道分間絵図を作製した際の基本絵図である「亀山領内東海道分間絵図」などの絵図面、各宿に残る「本陣宿帳」などの古文書、四日市祭の華麗な山車や練り物を描いた「四日市祭礼図屏風」など多彩な資料により、各宿場の特徴や人々の暮らしを紹介します。