SOMPO美術財団の公益財団法人への移行を機に創設した本展は、今回で9回目を迎え、新進作家の動向を反映する公募コンクールとして定着しつつあります。
「年齢・所属を問わず、真に力がある作品」を公募したところ、全国各地の幅広い年齢層の1,193名の新進作家たちからご応募をいただきました。三次の「入選審査」と三次の「賞審査」を経て、国際的に通用する可能性を秘めた、入選作品83点(内受賞作品9点)を決定いたしました。
新型コロナウイルス感染症の流行拡大で、創作活動は影響を受けましたが、今回の応募作品には、時代の感覚を捉えた、きらりと輝くものが数多くありました。油彩、アクリル、水彩、岩絵具、版画、ミクストメディアなど技法やモチーフは多岐にわたりますが、見る者の心に潤いと感動をもたらしてくれることは共通しています。
会期中、観覧者投票による「オーディエンス賞」の選出を行います。魂を揺さぶる「私が選ぶ1点」を探し、楽しみながらご観覧ください。