タイトル等
コレクション展
あじびコレクションX④
大衆歌劇
会場
福岡アジア美術館
アジアギャラリー
会期
2021-01-02~2021-04-13
休催日
毎週水曜日(水曜日が休日の場合はその翌平日)、年末・年始(12/26-1/1)
開催時間
9:30~18:00
(金曜・土曜は20:00まで) ※ギャラリー入室は、閉室30分前まで
観覧料
一般200円 高大生150円 中学生以下無料
概要
今回の「あじびコレクションX」では、伝統歌劇を主題とした絵画作品2点を紹介します。その一つがベトナムの国民的画家、ブイ・シュアン・ファイ(1920-88年)が描いた作品です。ファイは50年代後半から大衆歌劇「チェオ」の舞台衣装を手掛けるようになり、生涯にわたりチェオをテーマに数多くの作品を残しました。本作品はチェオの舞台裏を描いたもので、背景に掛けられた色とりどりの衣装はまるで舞台演出のようです。ここでは、ブイが愛した「チェオ」の魅力に触れてみたいと思います。
ベトナムは東南アジアきっての演劇大国です。主に水面で人形たちを操る「水上人形劇」、宮廷で演じられた「トゥオン」、南部で人気のある「カイルオン」、そして北部の農村地帯に起源をもつ「チェオ」があります。その語源は「嘲(あざけ)る」という漢字にあり、歴史は10世紀の物真似芝居にまで遡ります。「チェオ」は人々の日常をユーモアや風刺を交えて演じる、まさに大衆のための娯楽劇です。
いまではハノイなどの都市部に専用劇場もあり観光客でにぎわっていますが、もともと「チェオ」は農村地帯の収穫祭で演じられてきました。ディン(亭)と呼ばれる村の集会所の庭先で、ゴザを舞台にみたてた簡素な造りの上で、アマチュアの役者たちが太鼓や弦の調べにあわせて、抑揚のある美しいベトナム語で浪々と歌います。
人気の演目には、『ティ・キン観音』など封建的な社会での苦悩を題材にしたものや、『チュオン・ヴィエン』など儒教的な価値観が反映されたものがあります。どの劇中でも特徴的なのが「へー(道化)」の役で、王や役人などの有力者を風刺し人々の笑いと共感を誘います。
本作品の演目は分かりませんが、ファイが衣装を手掛けたものの一つに、『タック・サン』があります。孤児であった主人公のタック・サンが、大蛇を倒して一国の王に上り詰める物語ですが、そこにはタック・サンの功績を横取りしようとする悪い人物たちも登場します。悪人は最後には制裁を受けるという道徳的なメッセージも込められています。
そんな大衆とともにあった「チェオ」によりそい、人生を捧げたファイの作品について、展示ではさらに詳しく見ていきます。
ホームページ
https://faam.city.fukuoka.lg.jp/exhibition/9808/
会場住所
〒812-0027
福岡県福岡市博多区下川端町3-1 リバレインセンタービル7・8階
交通案内
市営地下鉄
[中洲川端駅]下車、6番出口より 徒歩すぐ
福岡空港から [福岡空港駅]より 9分
JR博多駅から [博多駅]より 3分
西鉄福岡駅から [天神駅]より1分

西鉄バス
[川端町・博多座前]下車、徒歩すぐ


[太宰府]方面から
都市高速 [千代ランプ]より 車で約7分
[北九州]方面から
都市高速 [呉服町ランプ]より 車で約5分
※昭和通りより、博多リバレイン地下の駐車場(有料)をご利用ください。
ホームページ
http://faam.city.fukuoka.lg.jp/
福岡県福岡市博多区下川端町3-1 リバレインセンタービル7・8階
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索