北海道は豊かな森林資源にめぐまれ、特に、旭川近郊では家具産業が盛んです。私たちの生活も、木を利用することによって豊かに彩られています。当館は「木を素材とした造形作品」を、収集方針の大きな柱とし、木をテーマとしたさまざまな展覧会を開催してきました。本展では、「はこで考える―あそびの木箱」展('87、'92)など、これまで当館で開催された展覧会出品作から、「あそび」を感じる作品を中心にご紹介します。あわせて、森の美術館「木夢」(西興部村)より初代館長であり木のおもちゃの作家である伊藤英二(1932~2012)の作品をはじめとする木のおもちゃや地域で活躍する作家の作品を展示します。