タイトル等
ソシエテ・イルフは前進する
福岡の前衛写真と絵画
前身の推進力は美に對する吾々の探求精神である
会場
福岡市美術館
近現代美術室B
会期
2021-01-05~2021-03-21
休催日
月曜日(1月11日[月・祝]は開館し、翌12日[火]は休館)
開催時間
9:30~17:30
(17:00最終入館)
観覧料
一般 200円(150円)|高大生 150円(100円)
( )内は20名以上の団体料金。次の方は無料でご観覧いただけます。○身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をご持参の方、およびその介護者1名○特定医療費(指定難病)受給者証・特定疾患医療受給者証・先天性血液凝固因子障害等医療受給者証・小児慢性特定疾病医療受給者証を持参の方○福岡市、北九州市、熊本市、鹿児島市在住の65歳以上の方○wa+club(わたすクラブ)会員○中学生以下の方
主催者
福岡市美術館
協賛・協力等
助成||芸術文化振興基金、福岡文化財団 協力||MEM
概要
「ソシエテ・イルフ」は戦前の福岡で結成された前衛美術グループです。主なメンバーは、写真愛好家の高橋渡(1900-1944)、久野久(1903-1946)、許斐儀一郎(1896-1951)、田中善徳(1903-1963)、吉崎一人(1912-1984)と、のちにデザイナーとして知られる小池岩太郎(1913-1992)、画家の伊藤研之(1907-1978)の7名。写真愛好会や喫茶店の顔なじみだった彼らは、1930年代半ばに集結し、「古い」の逆さ読みから「ソシエテ・イルフ」を名乗るようになりました。
「イルフ」のメンバーは定期的に集まり、興味を持った美術展や芸術作品について意見を交わしながら写真・絵画・工芸の各分野で活動していました。とりわけ、福岡市近郊の海辺や街中で撮影した写真作品には前衛写真の技法や構図を駆使し、当時日本に紹介されていたシュルレアムリスムや抽象芸術への好奇心と、身の周りのものに造形の面白さを見出す視線をメンバー同士が共有していました。
1940年4月に発行した同人誌『irfl』の中で、彼らは「吾々自身の新しき世界を把握すべき」と述べ、「ソシエテ・イルフは前進する」と宣言します。社会に役立つ作品が求められるムードを受け、戦時下の美術家たちの表現の幅が制限される中、「イルフ」はあくまで表現における前衛を貫こうとしました。戦時体制が全面化するとともにグループとしての活動は終息しますが、彼らは何を目指して前進し、そして歩みを止めたのでしょうか。
「ソシエテ・イルフ」の約30年ぶりの回顧展となる本展では、当時の作品・資料とともにその活動を改めて検証します。
イベント情報
関連イベント
会場||1階ミュージアムホール/聴講無料/
先着順(定員定員180名)/30分前より開場

「ソシエテ・イルフのスライドショー」
講師||忠あゆみ(本展担当学芸員)
日時||1月9日[土]15:00-16:00
密集したギャラリートークが難しいご時世のなかで、
担当学芸員がスライドショー形式で作品についてお話します。

つきなみ講座
「ここではないどこかへ!日本のシュルレアリスム」
講師||忠あゆみ(本展担当学芸員)
日時||1月30日[土]15:00-16:00

記念講演会(1)
「前衛写真(フォト・アヴァンギャルド)」の行方
―〈ソシエテ・イルフ〉を巡る写真家たち」
講師||竹葉丈(名古屋市美術館学芸員)
日時||2月27日[土]14:00-15:30

記念講演会(2)
「趣味と報国:
ソシエテ・イルフをもっとよく知るための写真史 1920-1942」
講師||若山満大(インディペンデント・キュレーター)
日時||3月6日[土]14:00-15:30

※定員等は変更になることがございます。イベントの詳細は美術館ホームページをご確認ください。
ホームページ
https://www.fukuoka-art-museum.jp/exhibition/irf/
会場住所
〒810-0051
福岡県福岡市中央区大濠公園1-6
交通案内
(地下鉄)

◎空港線 福岡空港駅から15分、博多駅から10分、天神駅から5分で 大濠公園駅下車、3・6番出口より 徒歩10分。

◎七隈線 天神南駅から8分で 六本松駅下車、2番出口より 徒歩10分。

(西鉄バス)

◎JR博多駅から
・博多バスターミナルより [系統番号13]で 福岡市美術館東口下車、徒歩3分、[系統番号12・113・114・200~204・208]で 赤坂三丁目下車、徒歩5分。

◎天神から
・福ビル前もしくは協和ビル前より [系統番号13・140]で 福岡市美術館東口下車、徒歩3分、[系統番号12]で 赤坂3丁目下車、徒歩5分。

・天神コア前より [系統番号7・200・201・203・204・205・206・208]で 赤坂三丁目下車、徒歩5分。

・警固神社・三越前より [系統番号6・7・113・114・200~206・208]で 赤坂三丁目下車、徒歩5分。 [系統番号6-1]で 福岡城・NHK放送センター入口下車、徒歩3分。

(都市高速)

[西公園ランプ] (唐津方面行きのみ降車可能)で降車、南方向へ車で5分。

[百道ランプ] (東西両方向降車可能)で降車、南東方向へ車で10分。
ホームページ
http://www.fukuoka-art-museum.jp/
福岡県福岡市中央区大濠公園1-6
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