この十年に自慰的に作り貯めた数体の人体彫刻と、生命体としての地球の表層の相似に着目し、物性と仏性をインスタレーション展示します。
私のモノ作りのベースに塑像による人体表現があります。40不惑?から50知命?とはほど遠いこの十年、無意識に拠り所でもある粘土細工をしておりました。ただそれらはアトリエの隅っこで土埃に塗れて転がっています。ある時、宇宙に浮かぶ無様に変形した緑?の地球のイメージが、それらの人体とマクロで繋がるのを感じました。
コロナウイルスの残香漂う平安の京都KUNSTARZTの空間がミニマムな宇宙となれば…。