1984年に開館した福島県立美術館は、県出身・ゆかりの日本近現代美術を中心に、これまで3,800点以上の作品を収蔵してきました。これらの収蔵作品を広くご紹介するために、このたび白河市の小峰城歴史館にて「福島県立美術館の名画たち―関根正二と洋画・日本画の名品―」を開催いたします。
豊かな歴史と文化が息づく白河は、大正期を代表する夭折の洋画家・関根正二を生んだ土地でもあります。この展覧会では、関根の作品を中心に、彼と同時代を生きた画家たちによる洋画のほか、近世から近代にかけての日本画もあわせて展示いたします。
なお展覧会では、令和元年度に白河市指定重要文化財となった関根の《老夫妻像》(白河市歴史民俗資料館蔵)が、登録後としては初めて公開されます。