タイトル等
谷中安規の夢
シネマとカフェの怪奇のまぼろし
会場
渋谷区立松濤美術館
会期
2003-12-09~2004-02-01
休催日
12/15(月)、22(月)、12/29(月)~1/3(土)、1/5(月)、13(火)、19(月)、26(月)
開催時間
9:00~17:00(入場は16:30まで)
観覧料
一般 300円(240円)
小中学生 100円(80円)
※( )内は10名以上の団体料金 65歳以上の方および障害者の方は無料
毎週土曜日は小中学生無料
概要
谷中安規、こんな版画家、見たことありますか。
現実をさまよっていたのか、それとも、まぼろしを逍遙していたのでしょうか。まるで、浮遊する魂の持ち主です。
登場するのは、密談する犬族、黄泉の空を飛ぶ母子、笑う鷲、教壇にたつアザラシ、虎に跨るわらし、魚頭人間、影になった男、怪奇と妖気あふれる逢魔が時の街の中。天から降りる瞑想力はつぎつぎとイメージを紡ぎだします。
日夏耿之介や内田百けんや佐藤春夫に愛され、つけられたあだ名が風船画伯。『王様の背中』や『FOU』の挿絵は物語をスルリと抜け出し、愉しくてほんとうに美しい本です。
空には飛行船、自転車で坂道をのぼり、エッフェル塔を巡る自動車、唱う蓄音機、機械や新しいものが大好き。
エロ・グロ・ナンセンスの時代の、得意なものは体をくねらせる黒のダンスです。
デモーニッシュな幻想とモダン東京のなか放浪するのは、あるいは夢遊病者チェザーレだったのでしょうか。光と影が交錯する都市の闇のなかふかく、あの江戸川乱歩が散歩していたかも。反近代と同居する、1920-40年代から照射するモダニズムの影絵の姿。
ひょっこり現れては居候を繰り返した安規、街を飄々と歩きヒョイっとそこに立っていそうです。
大のシネマ狂でお金があればいつもカフェに入り映画館へ通う安規、清貧楽土に棲んでいました。
安規は版画のスーパースター。
めくるめくアンキ・ワールドへ、ようこそ。
ホームページ
http://www.shoto-museum.jp/
展覧会問合せ先
Tel.03-3465-9421
会場住所
〒150-0046
東京都渋谷区松濤2-14-14
交通案内
[電車]
京王井の頭線 神泉駅下車 徒歩5分

JR・東急電鉄・東京メトロ 渋谷駅下車 徒歩15分

[バス]
ハチ公バス
「松濤美術館入口」下車 徒歩2分
(丘を越えてルート/上原・富ヶ谷ルート)
「東大前」下車 徒歩2分
(丘を越えてルート/上原・富ヶ谷ルート)

東急バス
渋55「東大前」下車 徒歩2分

京王バス
渋60・61「東大前」下車 徒歩2分
渋60・61「東急百貨店本店前」下車 徒歩5分

都営バス
渋66「東急百貨店本店前」下車 徒歩5分

※駐車場はございません。
ホームページ
https://shoto-museum.jp/
東京都渋谷区松濤2-14-14
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索