タイトル等
もようづくし
会場
和歌山県立近代美術館
会期
2020-04-25~2020-06-28
休催日
月曜日 ただし、五月四日(月)は開館し、五月七日(木)休館
開催時間
九時半~十七時
入場は十六時半まで
観覧料
一般 五二〇(四一〇)円、大学生三〇〇(二六〇)円
( )内は二十名以上の団体料金/高校生以下、六十五歳以上、障害者の方、県内に在学中の外国人留学生は無料/毎月第四土曜日(四月二十五日、五月二十三日、六月二十七日)は「紀陽文化財団の日」として大学生無料
概要
私たちの身の回りは、さまざまな模様で彩られています。古くから人間は、そのいとなみの中で数々の模様を考案してきました。また、自然界へ目を向ければ、個性的な形や色による模様があふれていることにも気づかされます。人がこうした身の回りの造形に触発されて生み出した模様も少なくありません。やがて模様は単なる飾りを超え、そこに祈りが込められたり、呪術的な力を持たせられたりしながら、私たちの生活に寄り添ってきました。
しかし、近代以降の美術の世界では、生活から美術が切り離されて「アート」としての自律性が重要視されたことから、模様の存在は工芸やデザインの分野とともに軽視されがちでした。一方で、模様を美術の一要素として積極的に用いたり、「用の美」を重んじ、その復権を求めたりした作家によって、模様の表現は根強く展開されてきました。そして現代では、伝統的な技法を踏襲しながら模様を生まれ変わらせた作品や、素材の模様に着目した作品、抽象画の領域において限りなく模様に近い表情を見せる作品、模様をひとつの記号や象徴として活用したコンセプチュアルな作品など、個々のジャンルを超えて増殖するかのように、模様の世界は多様な広がりを見せています。
この展覧会では、当館所蔵品を中心に、県立紀伊風土記の丘、県立博物館、市立博物館、県立自然博物館からの協力も得て、色々な角度から私たちの世界をとりまく模様にアプローチし、美術表現としてのその可能性についても再考します。
イベント情報
ワークショップ「もよう採集」
5月5日(火・祝) 13:00~17:00
今回の出品作家である漆の造形作家・染谷聡氏をお招きして、模様の表現を楽しむワークショップです。
*要参加申込み。詳細な内容や、申込み方法など、決まりしだい当館HP等で告知します。

シンポジウム「もようがたり」
6月21日(日) 14:00~15:30
和歌山の5つのミュージアム(県立紀伊風土記の丘、県立博物館、市立博物館、県立自然博物館、県立近代美術館 ※予定)の学芸員が集まり、様々な切り口で模様をテーマにお話しします。*2階ホールにて 13:30開場 先着120名 聴講無料

たまごせんせいとわくわくアートツアー
(和歌山大学美術館部の学生による鑑賞ガイド)
4月29日(水・祝) 13:00~14:00 *申込不要、要観覧券

こども美術館部(小学生対象の作品鑑賞会)
5月2日(土) 11:00~12:00
*2日前までに電話(073-436-8690)かメール(bijutsukanbu@gmail.com)で要申込み。小学生は無料、展示室に同伴される保護者は要観覧券

だれでも美術館部(みんなでお話しをしながら楽しむ作品鑑賞会)
5月2日(土) 14:00~15:00 *要観覧券

担当学芸員によるフロアレクチャー
5月3日(日)、6月7日(日)いずれも14:00~15:00
*申込不要、要観覧券
ホームページ
http://www.momaw.jp/exhibit/past/2020/moyo2020.php
会場住所
〒640-8137
和歌山県和歌山市吹上1-4-14 (和歌山城となり)
交通案内
[バスでお越しの方]
JR和歌山駅または南海電鉄和歌山市駅から約10分
和歌浦口方面行き「県庁前」下車、徒歩2分
※関西国際空港からリムジンバスでJR和歌山駅まで約40分

[タクシーでお越しの方]
JR和歌山駅から約15分
南海和歌山市駅から約10分

[お車でお越しの方]
阪和自動車道和歌山インターチェンジより和歌山城方面へ約15分
ホームページ
https://www.momaw.jp/
和歌山県和歌山市吹上1-4-14 (和歌山城となり)
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