つくりかけラボは、「五感でたのしむ」・「素材にふれる」・「コミュニケーションがはじまる」いずれかのテーマに沿った公開制作やワークショップを通して、訪れた人々と関わりながら空間を作り上げていく、この夏、千葉市美術館で新しく始まる参加・体験型のアーティストプロジェクトです。いつでも誰でも、空間が変化し続けるクリエイティブな「つくりかけ」を楽しみ、アートに関わることができる表現の場です。
初回は、人のあそび心やイマジネーション、創造力を育むデザインの現場で活躍する遠藤幹子を迎えます。私たちの暮らすまち千葉に伝わる民話「羽衣伝説」を出発点として、来場者とともに物語の世界をつくり、遊びながら育てていきます。
「おはなしこうえん」の舞台となる会場には、虚・実ふたつがパラレルに存在する空間が演出され、バーチャルな体験とフィジカルな体験が融合する場がつくり出されます。会期中、身近な素材やツールを活用した数々のプログラムを通して、物語の世界が少しずつふくらんでいきます。
「おはなしこうえん」の場と物語がどのように変化していくのか、それは、このプロジェクトに様々なかたちで関わる皆さんしだいです。