花を愛し、天賦の才によって独自の創作活動を展開する假屋崎省吾。繊細かつ大胆な作風と独特の色彩感覚は、唯一無二であり、日本国内はもちろん国際的にも高く評価されています。「美をつむぎだす手」から生み出される花の芸術は、他に類を見ない圧倒的なスケールで、多くの人々を魅了し続けています。そうした活動の中で、着物やガラス器、ファッション雑貨などのデザインやプロデュースも手掛けるなど、幅広い分野に活躍の場を広げています。
本展覧会は、新見美術館開館30周年記念特別展の第1弾として開催するもので、華道歴40周年を目前にした假屋崎省吾が、一昨年と昨年の豪雨災害で被災した新見市復興への願いを込め、花をモチーフにした着物やアートフラワーを中心に、リンドウなど新見市の特産品も取り入れた豪華絢爛な作品を展覧します。
空間の魔術師とも呼ばれる假屋崎省吾の秀麗優美なる美の世界を、ぜひお楽しみください。