タイトル等
モネ、ルノワールと印象派展
会場
広島県立美術館
会期
2003-11-01~2004-01-15
休催日
毎週月曜日及び平成15年12月25日~平成16年1月1日(祝日・振替休日を除く)
開催時間
午前9時~午後5時 土曜日は午後7時まで(ただし入館は閉館30分前まで)
観覧料
一 般1,300円
高・大学生 700円
小・中学生 400円
主催者
広島県立美術館・テレビ新広島・中国新聞社・日本経済新聞社
概要
19世紀の終盤にフランスで生まれた印象派は,それまでの絵画制作の方法を一変し,屋外の太陽光のもとで制作しました。そのため画面には明るい光が溢れ,絵画に新しい可能性がもたらされ,多くの偉大な画家たちが生まれました。その中でも特にモネとルノワールは印象派を代表する画家といえるでしょう。


モネは精緻な自然観察に基づき,自然を光と色彩の集合体として捉えました。これは技術的には点描法の発展につながりました。
この技法を駆使したピサロ,スーラ,シニャックたちはモネに大きな影響を受け,対象としての自然を極限まで描ききったのです。それは抽象絵画の一歩手前でもありました。

またルノワールは印象派の光を,人体表現に大いに活用しました。それは薄塗りの透明な絵の具を重ねて塗ることによって,光の透過による独特な柔らかさをもつ人体を描くことに成功しました。それはモネが行った自然を光と色彩に分解し還元する方法の反対で,光と色彩を総合する方法です。
ルノワールはこの方法で豊穣で多様な人体表現を実現し,人間存在の奥深さを形にしたのです。このルノワールの系譜を受け継ぐロートレック,ボナール,ヴュイヤールは,人体表現において単に自然の再現ではない優れた,時には象徴的ともいえる人物像を描いています。

この展覧会は,印象派を代表するモネとルノワールを中心に,彼らの系譜に連なる画家たちの作品を展示することによって,印象派の中に存在する二つの系譜を明らかにしようとするものです。
ホームページ
http://www1.hpam-unet.ocn.ne.jp/
展覧会問合せ先
082-221-6246(美術館代表)
会場住所
〒730-0014
広島県広島市中区上幟町2-22
交通案内
広島駅から横川駅行または八丁堀経由旭町行バスで縮景園前下車、徒歩1分
市内電車白島線で縮景園前下車、徒歩1分
広島県広島市中区上幟町2-22
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