富山市郷土博物館では昭和29年の開館以来、富山の歴史文化に関連する資料を収集してきました。その中から、富山ゆかりの家々に伝えられ、近年、縁あって当館に収蔵されることとなった品々にスポットをあてます。
富山藩士として召抱えられたことを示す古文書や、代々続く商家の営みを示す帳簿、先祖の肖像画、大正の即位式をつかさどった大礼使関係の資料、そして空襲の罹災証明書など、その家の歴史を示す古文書や、伝来の品々、関連の絵画などを選んで展示するものです。これらは主として、ご子孫の方々から当館にご寄付いただいたもので、戦争や災害でも失われることもなく、大切に守り伝えられてきました。
今回「新収蔵品展」と題し、平成27年度から令和元年度の5年間に収集した資料の中から、未公開のものをご紹介します。