タイトル等
没後70年 吉田博展
会場
福岡県立美術館
3階展示室
会期
2020-10-16~2020-12-13
前期:10/16(金)~11/15(日) 後期:11/17(火)~12/13(日)
休催日
月曜 ※ただし11月23日は開館、11月24日は休館
開催時間
午前10時~午後6時
(入場は午後5時30分まで)
観覧料
一般1,200円<1,000>・高大生:800円<600>・小中生:500円<300>
※( )内は20名以上の団体料金及び前売料金
※65歳以上の方(免許証等の年齢を証明できるものを提示)は一般の団体料金(1,000円)
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方とその介護者1名、及び特定疾患医療受給者証・特定医療費(指定難病)受給者証の交付を受けている方は無料
概要
明治、大正、昭和にかけて風景画の第一人者として活躍した吉田博(1876-1950)。本展では、近年急速に再評価が進み、高い人気を誇る吉田博の木版画を一挙に公開します。
福岡県久留米市に生まれた吉田は、県立中学修猷館(現・修猷館高等学校)の図画教師に見込まれたことで、若き日から洋画の修業に専念し、当時の日本人としては稀な、幾度もの海外経験を通して、己の技に磨きをかけていきました。
油彩画や水彩画で頭角を現した吉田が木版画を始めたのは、49歳のことでした。それは、油彩画のタッチや描き方をベースに、水彩画で培った色彩表現や、顔料を自由自在に扱う力を生かしつつ、西洋画に見られる陰影や奥行きを木版画で表現するという前代未聞の挑戦でした。そこで吉田は、分業を主とする伝統的な木版画の制作方法を踏襲しつつも、自身でも彫りや摺りの技術を知り尽くしたうえで彫師や摺師を指揮し、超絶技巧とも呼べる版画作品を次々と発表したのです。なつかしさの漂う日本的な情景を主題としただけではなく、水の流れや光の移ろいを繊細かつ大胆に表現した彼の木版画は、国内外でも人気を博し、かのダイアナ妃にも愛されました。このように、伝統的な木版画に新風を吹き込んだ吉田博の作品群は、妥協なき「絵の鬼」がたどり着いた後半生の新境地でした。
没後70年の節目に開催する本展では、木版画約200点とともに、初公開の版木や写生帖も展観します。常に世界に挑み続け、新しい木版画の創造を目指した吉田博の画業を、心ゆくまでお楽しみください。
イベント情報
アクロス・ミュージアムコンサートin県美
開催日|2020年11月22日(日)
時間|〈1部〉13:30~14:00/〈2部〉15:00~15:30
会場|福岡県立美術館
定員|人数制限あり
料金|参加無料、予約不要
「没後70年吉田博展」関連イベントとして、アクロス福岡と福岡県立美術館が協働し、アートと音楽を同時に楽しむミュージアム・コンサートを開催します。
申込不要、参加無料のイベントになりますので、お気軽にお立ち寄りください。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、参加人数を制限させていただきます。あらかじめご了承ください。
【出演】
DIVA
箏とヴァイオリンが出会い、幾重にも和と洋の調和を織りなす「重弦」ユニット。まっさらなキャンパスにゼロから色をのせていく感覚は我々でさえ毎回新鮮!
日々新たな境地へ飽くなき挑戦を続け、日本の曲は勿論、クラッシックから演歌、ポップス、現代曲まで演奏。2016年9月CD「夜想曲」発売。
みやざき都(筝)
久留米市出身。箏、地唄三絃を吉崎克彦に、25絃箏を野坂惠子に師事。 第2回、第3回賢順記念全国箏曲コンクール、2年連続奨励賞受賞。久留米連合文化会賞受賞。
ソロ活動の他、ヴァイオリン工藤真菜とのデュオ、DIVA(ディ―ヴァ)、マリンバ田代佳代子とのデュオ、木と琴(KotoKoto)、等、洋楽器とのコラボレーションで、邦楽にとどまらず、クラッシック、ジャズ等幅広いレーパートリーで新しい音楽的表現に取り組んでいる。
2016年、工藤真菜とのデュオDIVAでCD「夜想曲」をリリース。2003年から2013年まで10年にわたり筑紫女学園高等学校筝曲部講師をつとめる。
現在、福岡と小郡にてみやざき都 箏・三絃教室主宰。福岡を中心に演奏活動を展開しながら後進の指導にあたっている。
工藤真菜(ヴァイオリン)
東京芸術大学附属音楽高校、同大学卒業。中国ユースコンクール、総合優勝。日本クラシック音楽コンコール、最優秀賞。毎日学生音楽コンクール、第3位。江藤俊哉ヴァイオリンコンクール 第2位。他、ルドルフ・リピッツァ(イタリア)、シュポァ(ドイツ)、等、国外でも入選。
ソリストとして日本フィルハーモニー、神奈川フィルハーモニー、広島交響楽団、芸大・桐朋オーケストラ、Lauオーケストラ(ドイツ)、九州交響楽団と共演。ドイツ・ゾンダーズハウゼンにてマスタークラスディプロマ終了。アイゼナッハ始め6都市から招待されコンサートに出演。アメリカ ボードウィン音楽祭にてソロ、室内楽の両部門でファイナルコンサートに出演。東京都板橋区より芸術賞受賞。
江藤俊哉、田中千香士、ヴォルフガング・マルシュナーに師事。
現在、東京と福岡を拠点にソロ、室内楽、オーケストラ、後進の指導の各分野で活動中。またコンサート企画やイベントへの出演など広く関わっている。
【プログラム】
宮城道雄:春の海
F.ショパン:ノクターン第20番「遺作」
E.ピアフ:愛の讃歌 ほか
※当日、演奏曲目が変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。

Go To 吉田博の世界
開催日|吉田博展会期中【2020年10月16日(金)~12月13日(日)】
時間|10:00~18:00
会場|3階展示室 4号室
料金|無料
「没後70年 吉田博展」関連企画として、吉田博の木版画『朝日』、『不忍池』、『スフィンクス』の3作品を全身で満喫できる写真撮影ブースを会場にご用意します。
あなたも、吉田博の世界に入り込んでみませんか?
撮影した写真は、ぜひ「#吉田博展福岡」でSNSに投稿してください。
また、「撮影用に原寸大コピーを額に入れてみたコーナー」には、撮影用に作品の複製画もご用意しています。
展覧会会場内では本物の作品の写真は撮影できませんので、カラーコピーではありますが、作品と記念撮影した気分を味わえるコーナーです。
展覧会の想い出に、ぜひ記念写真をお持ち帰りください。
このコーナーでは約2週間ごとにテーマを変えて飾る作品を入れ替え、4期にわたって4枚ずつ、合計16点の複製画を設置します。
第1期 10月16日(金)~11月1日(日)
【テーマ】日本を旅する
【作品】『猿澤池』『光る海』『亀井戸』『神樂坂通 雨後の夜』
第2期 11月3日(火・祝)~11月15日(日)
【テーマ】世界を旅する
【作品】『スフィンクス 夜』『タジマハルの庭』『シンガポール』『フワテプールシクリ』
第3期 11月17日(火)~11月29日(日)
【テーマ】いきものといっしょ
【作品】『ホノルル水族館』『於ほばたん あうむ』『馬返し』『ジャイプールのアジュメル門』
第4期 12月1日(火)~12月13日(日)
【テーマ】山の眺め
【作品】『エル キャピタン』『ユングフラウ山』『烏帽子岳の旭』『御来光』

「吉田博」をぬってみよう(ぬりえ)
開催日|ぬりえ会場掲示は吉田博展会期中【2020年10月16日(金)~12月13日(日)】
時間|ぬりえ会場掲示は10:00~18:00
会場|ぬりえ会場掲示 3階展示室 4号室
料金|無料
「没後70年 吉田博展」関連企画として、吉田博作品のぬりえを展示します。
ひとつの版木を、色を替えて何度も摺ることで、さまざまな時間や天候を表現した吉田博。
あなたなら、どんな世界を表現しますか。
吉田博の世界をあなた色に染めて楽しみましょう!
また、出来上がった作品を、美術館やTwitterに投稿してみませんか。
【ぬりえ作成方法】
ぬりえをダウンロードして、ぬりえを楽しみましょう。
①帆船 「吉田博」をぬってみよう_帆船(PDF)
②ホノルル水族館 「吉田博」をぬってみよう_ホノルル水族館(PDF)
データを紙に印刷して色鉛筆や水彩絵の具でぬったり、シールでデコレーションしたり、データをそのままデジタルで彩色したり、ぬり方はなんでもありです。
また、展覧会会期中は会場にもぬりえを置いていますので、お持ち帰ることもできます。
※ぬりえのお持ち帰りは各種類1人1枚ずつ計2枚までとさせていただきます。
【ぬりえの投稿方法】
①出来上がった作品の中の好きな場所に、お名前(サイン、ニックネームでも可)を書いてください。
②作品を展覧会会場に設置している提出箱(会期中のみ)に提出するか、作品の画像を美術館にメール( info@fukuoka-kenbi.jp )で送ってください。
もしくは、作品の画像を「#吉田博展福岡」でTwitterに投稿してください。
③作品を展覧会会場のぬりえ掲示コーナー(会期中のみ)やホームページ等に掲示します。
※注意事項
・提出されたぬりえ作品は、新聞、テレビ、ウェブサイト、当館公式SNSなどで広報に使用することがあります。(会場のぬりえ掲示コーナーの撮影は自由です)
・提出されたぬりえ作品やデータはお返しできません。
・提出されたぬりえ作品は掲示されない場合があります。また、掲示されたぬりえ作品を入れ替えることがあります。
・提出されたぬりえ作品が掲示されているかどうかの問合せにはお答えできません。

吉田博展×英彦山青年の家コラボレーション企画
英彦山登山~吉田博の世界との融合~
開催日|2020年11月1日(日)
時間|08:45~ 受付(英彦山青年の家)
会場|福岡県立英彦山青年の家 及び 英彦山周辺
対象|高校生以上(高校生は大人同伴)
定員|15名【登山は定員に達したため募集終了、トークのみ申込不要で参加可能】
料金|1名 1,000円(保険代込み)
福岡県立英彦山青年の家主催事業「Hikonist~英彦山登山紅葉編~」と「没後70年 吉田博展」とのコラボレーション企画です。
英彦山での楽しい登山を通して、仲間づくりや運動のきっかけづくりができます。
また、活動の中で、山岳画家としても知られる吉田博の魅力について、本展担当学芸員の高山百合がお話しします。
※「英彦山登山 ~吉田博の世界との融合~」は定員に達したため募集を終了いたしました。
なお、申込みされていない方でも、当日11時からの本展担当学芸員のトークのみに参加可能です。
ススキのきれいな季節、ぜひ英彦山青年の家にお越しください。

「担当学芸員トーク in 英彦山青年の家」
日時:2020年11月1日(日) 11:00~11:40
場所:県立英彦山青年の家 第2研修室
料金:無料(事前申込不要)
※雨天等により英彦山登山が中止になった場合、11時からの「担当学芸員トーク in 英彦山青年の家」も中止となります。
中止の場合は当館ホームページでお知らせいたします。
詳細は英彦山青年の家にお問い合わせください。
英彦山青年の家
〒824-0721 福岡県田川郡添田町大字英彦山32-18
TEL 0947-85-0101 FAX 0947-85-0103
http://www.fsg.pref.fukuoka.jp/hikosan/
展示替え情報
※会期中に展示替えがあります
前期:10/16(金)~11/15(日) 後期:11/17(火)~12/13(日)
ホームページ
https://yoshida-exhn.jp/
会場住所
〒810-0001
福岡県福岡市中央区天神5-2-1 (須崎公園内)
交通案内
【福岡市地下鉄 空港線】
[天神駅]下車 天神地下街「東1b」出口から 徒歩10分

【西鉄電車 天神大牟田線】
[西鉄福岡(天神)駅]下車 徒歩15分

【自動車】
福岡都市高速道路
[天神北]ランプ または [築港]ランプから 3分 (50台駐車可能)

【西鉄バス】
■博多駅■
○[博多駅前A]から 301・302・303・305番等に乗車
[天神北]下車 徒歩5分

○[博多駅シティ銀行前F]から 46番に乗車
[市民会館前]下車 徒歩2分

■天神■
○[天神ソラリアステージ前2A]から 20・80・90番に乗車
[市民会館前]下車 徒歩2分
ホームページ
https://fukuoka-kenbi.jp/
福岡県福岡市中央区天神5-2-1 (須崎公園内)
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