「万葉のふるさと」といえば誰もが思い起こすのは明日香や高岡の地ではないでしょうか。しかしここ武蔵野も「東歌」が詠まれたところとして万葉集と深く関わりがあります。当館では、最近ともすれば忘れがちな「読書の秋」を再認識する一つの場として、万葉集を題材にとった絵画の展覧会を開催することにしました。遠い昔に生活していた人々に思いを馳せて、秋の夜長の一時、わが国の代表的古典を紐解いてくださるきっかけになれば幸いです。
展示作品:奈良県立万葉文化館、高岡市万葉歴史館等12の美術館や機関が所蔵する日本画21点。