中国での不慮の事故により惜しくも急逝した林功(はやし いさお)(1946-2000)は、現代日本画壇で活躍した日本画家です、東京芸術大学大学院(保存修復技術専攻)在学中の1969年に院展で初出品初入選を果たし、その3年後には若手画の研究を重ね、文化庁主催の国宝をはじめ数多くの模写事業も手がけており、その実力は模写の第一人者として高く評価されています。
本展は、院展、横の会などの代表作や素描約70点を紹介するとともに、国宝≪神護寺・伝源頼朝像≫や、国宝≪源氏物語絵巻 柏木三≫などの模写作品8点もあわせて展覧し、林功の画業と仕事を振り返ります。